■ ID | 286 |
■ 種類 | 学会発表 |
■ タイトル | 奥秩父亜高山帯における樹木立枯れ要因の絞り込み |
■ 著者 | 小川和雄
埼玉県環境科学国際センター 三輪誠 埼玉県環境科学国際センター 嶋田知英 埼玉県環境科学国際センター 米倉哲志 埼玉県環境科学国際センター アマウリ・アルサテ 埼玉県環境科学国際センター |
■ 出版元 | 日本環境学会 |
■ 出版年 | 2003 |
■ 誌名・巻・号・年 | 日本環境学会第29回研究発表会、平成15年6月28日 |
■ 抄録・要旨 | 1997年以降、奥秩父亜高山帯のシラビソ等の立ち枯れ要因を絞り込むため、定期的に現地調査を行い、立枯れ実態や環境諸条件について多くの情報を得た。それを基に、樹木立枯れ要因について以下のとおり考察、影響要因の絞り込みを行った。
降水は清浄であり、酸性雨の影響は考えられなかった。オゾンも、少なくとも立枯れ分布から主要因にはなりえないものと推察された。立枯れ域の母岩は花崗岩で、南側斜面の尾根筋直下で且つ谷地形凹部の風衝部に非連続的に分布した。また、表土が浅いこと等、いずれも樹木にとっては乾燥ストレスを受けやすい限界的な環境に分布していた。南側斜面における春先の気温と地温の上昇時期の乖離は植物に乾燥ストレスをもたらし、強い日射と局地的谷風が一層のストレスをもたらすものと考えられた。 |
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